昨日5月20日、『アイドルマスターシンデレラガールズ』(デレマス)総選挙の結果が公表されました。
下馬評通りの結果も、想定外の結果も。色々と思うところのある人も多いと思いますが、まずはPの皆様おつかれさまでした。
というかSFのブログでなぜこんな話をしているのかと思われる方も多いと思いますが、その辺りもあわせて書いていきます。
SF作家とデレマスの関係性
ポスト伊藤計劃、そして新世代のSF作家として活躍している柴田勝家氏、吉上亮氏、伏見完氏は、デレマスファンとしても知られています。知らない人もいま知りましたね。
デレマス愛ゆえ同人誌活動まで始めたお三方に、デレマスのあれやこれやを語っていただいたトークセッションは、7月発行予定の『SFG Vol.01』に載るわけですが(宣伝)、その中でも総選挙についての話題が上がりました。
そこで、第八回の結果を振り返りつつ、三人が担当しているアイドルについて見ていきましょう。
夢を描くアイドル・成宮由愛
柴田さんが夢を重要なものとして捉えていることは、『SFG Vol.00』で語って頂いたとおりですが(宣伝)、そんな柴田さんの担当アイドルは成宮由愛。読み方は「なるみやゆめ」です。
もともとは母親が勝手に応募したオーディションでアイドルとなった女の子です。最初は、「自分にアイドルなんてできるわけない……」というように、自信のない少女でした。
それでも、Pと出会い、他のアイドルたちと仕事をしていく中で、自分を表現することが出来るようになっていきます。そんな彼女の趣味はお絵かき。いつか、夢を描く大きなアイドルとなるのでしょうか。
実は『SFマガジン』にも名前が出ています。(『SFマガジン 2016年12月号』)
そんな由愛ちゃんですが、柴田さんの担当編集の溝口さんが「担当作品が重版する度に投票」で全力援護。つよい(確信)。これは久しぶりの50位圏内ランクインに期待が高まります。
じゃあわたし微力ながら持ち票ぜんぶ成宮由愛さんにぶっこみますね
— 溝口力丸 (@marumizog) April 11, 2019
担当作が重版するごとに課金します
#第8回シンデレラガール総選挙https://t.co/xXZVRvo3fL
……しかし健闘むなしく、51位圏外に終わってしまいました。
成宮由愛ちゃんは第二回総選挙で44位に入っており、ポテンシャルはあるのですが、残念ながらここ数年波に乗れていない印象がありますね。
それでも、声無しアイドルへの評価が高まっている昨今、きっかけを掴めばブレイクの可能性は大いにあり得ます。
アイドルの宿命を背負う少女・北条加蓮
アニメ版デレマスが好きだという吉上さんの担当は北条加蓮。北条加蓮もデレアニでは重要なポジションで登場していましたね。
彼女は生まれつき病弱で、アイドルへの憧れはあっても、本当になれるとは思っていませんでした。アイドルを始めた当初はどこか気を抜いているような様子も見られましたが、実はアイドルにかける想いは誰よりも強いのです。そう見えるのは、照れの裏返しかもしれません。
特に、アニメで組んだユニット「トライアドプリムス」の渋谷凛、神谷奈緒とは深い関係にあります。高い歌唱力を持つ三人ですので、ユニット曲はもはや圧巻の一言。
そんな加蓮ですが、実は今までの総選挙全てにランクインしており、しかもTOP10入りは3回。前回の総選挙では全体3位(属性1位)という輝かしい実績の持ち主です。当然、今年の総選挙もシンデレラ候補として期待されていました。
……結果は2位!しかし、シンデレラまであと一歩。来年こそはやってくれるでしょう。
魔法じゃない力で世界を繋ぐアイドル・堀裕子
そして伏見完さんの担当アイドルは堀裕子。
サイキックアイドルとしてスプーンを(手で)曲げるアイドルです。パッションの権化。こんな風に自由度の高いアイドルがいるのも、デレマスならではですよね。
突飛な言動が多く、一部からは「アホの子」とも呼ばれて愛されているキャラクターです。かと思うと、少し乙女チックなところもあり、油断しているとドキッとさせられるのが堀裕子というアイドルです。彼女ほど、純粋な視線で世界を見ている女の子はいないのではないでしょうか。
堀裕子さんは第二回総選挙で47位に入ったものの、その後は圏外が続いています。前回は中間発表に顔を出しながら、最終発表では圏外という結果になっていました。
……結果は今年も圏外。中間発表では属性14位でしたが、上がってきませんでした。
でも堀裕子のソロ曲は素晴らしいのでみんな聞きましょう。
総選挙、閉幕
第八回総選挙はここに幕を閉じ、そして第九回総選挙への戦いはすでに始まっています。シンデレラの栄光と、声の獲得を目指して、プロデュース活動はまだまだ終わりません。
ちなみに、SFG関係者の担当アイドルは一ノ瀬志希(6位)、双葉杏(18位)、今井加奈(35位)、二宮飛鳥(37位)で全員圏内ランクインでした。おつかれさまでした。