平成最後の傑作『ヒト夜の永い夢』は、もう読まれた方も多いでしょう。
昭和伝奇SFである本作には、激動の昭和を駆け抜けた偉人たちが多く登場します。南方熊楠を主人公として多彩な顔ぶれが揃うなか、最も衝撃的な登場を果たしたのが、かの文豪・宮沢賢治です。
そんな賢治ゆかりの地で、いよいよ4回目の文学フリマが開催。その文学フリマ岩手に、SFGメンバーが出店しておりますのでご紹介しましょう。
サークル名:一本桜の会
岩手県を拠点に活動しています。文フリへの出店や岩手芸術祭用に向けた作品執筆、作品や文学賞の情報交換など、小説を書きたい人が集まる団体です。
文フリ岩手配置場所:イ-13
新刊あり!頒布物ご紹介
【新刊】『Jigsaw』(ジグソー)
文学フリマ初登場の新刊です。メンバー4名+寄稿者1名による、短編小説集になっています。
それぞれが違った味を見せる短編集、お楽しみいただけましたら幸いです!恋愛、ヒューマンドラマ、青春など、様々なジャンルのオリジナル作品になります。
タイトルには、「ジグソーパズルのようにバラバラの欠片が集まって出来上がった作品」という思いを込めました。実際に感じていただければと思います。
表紙も綺麗!
【頒価】1000円
『同人誌~僕らの青い物語2~』
サークル第2作目の作品です。三人のメンバーによる短編小説、詩、シナリオと、豊富なラインナップを取り揃えました。
【頒価】600円
個人誌も充実のラインナップ!
サークルメンバーの合同誌のほか、個人誌も多数持ち込みます。
『藍沢篠詩集』 藍沢篠
岩手芸術祭で何度も受賞を経験している一本桜の会メンバー、藍沢篠による詩集です。
繊細な感覚を持つ彼によって紡ぎだされる詩は、巧みで心に響く一作です。
【頒価】600円
『芸犯~こちら芸術犯罪解決サークルです~』 今和立
こちらも岩手芸術祭で優秀賞など、様々な賞を受賞している一本桜の会メンバー、今和立による小説です。
大学で巻き起こった、芸術をめぐる謎に挑むライトミステリーとなっています。
【頒価】600円
『注文の多いカウンセラー』杉村修
小説家、杉村修の作品です。歳は20代後半、童話好きのひきこもり・佐藤司の元にやって来たのは美人カウンセラー。ところが彼女、見た目によらず口が悪い。注文の多い彼女が彼の元にやってきた理由とは?
少し変わった二人がおくる、遅れてやってきた青春小説です。
サークル創設者の一人である杉村さんはSFもお好きということで、作風の幅を広げるべく色々な作品を書かれています。地元の書店とも連携しつつ、地域に根ざした活動をされています。SFGもさらに活動範囲を広げたいところですね。
文フリ岩手、間もなく開幕!どうぞお立ち寄りくださいませ。